ハスカップ農園便り ハスカップ農園便り ハスカップ農園便り

ハスカップについて ハスカップについて

北海道・勇払原野に、日本中でここだけにしか自生しない不思議な木があります。 北海道・勇払原野に、日本中でここだけにしか自生しない不思議な木があります。

 ハスカップ(くろみのうぐいすかぐら)は、北海道苫小牧市に広がる勇払原野に自生しているすいかずら科の仲間。毎年、夏になると、黒紫のかわいらしい実をつけます。
 アイヌ語のハシカプ(枝の上にたくさんなるもの)が名前の由来ですが、地元では「ゆのみ」という呼び名もあり、今でもご年配の方々にはこの「ゆのみ」の愛称で親しまれています。
 ゆのみ(ハスカップ)は、古来から不老長寿の妙薬として知られ、近年、機能性食品として注目を浴びている北海道の特産品です。

どこからやってきた? どこからやってきた?

シベリアからの渡り鳥が、美味しいハスカップを運んでくれました。 シベリアからの渡り鳥が、美味しいハスカップを運んでくれました。

 ハスカップは勇払原野の、それも苫小牧市の東半分だけに主に自生している亜寒山帯の潅木。原産はシベリアですが、渡り鳥達がこの地にハスカップの種を運んできたのです。
 苫小牧勇払原野には、ウトナイ湖というラムサール条約にも登録された野鳥の中継地があり、渡りの季節にはマガンや白鳥など数万羽が飛来します。夏、海からの霧がかかり、気温もさほど上がらない、冬は雪が少ない為冷え込みが厳しい、この土地独特の気候が、はるか北方から運び込まれた植物の群生に、たまたま適していたのでしょう。勇払原野以外にも自生している所はあるものの、大群落は他にはないそうです。

収穫はいつ頃? 収穫はいつ頃?

みずみずしいハスカップの実は、北海道の初夏に収穫の時期を迎えます。

 ハスカップは一般的に6月中旬から7月上旬にかけて、収穫時期を迎えます。現在では、苫小牧市や厚真町をはじめとした勇払原野を中心に、古くから栽培契約を結ぶ美唄市や、そのほか北海道内各地で盛んに栽培されるようになりました。

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